1.大星淡に歴史あり

 いまでこそ「高校100年生」発言を筆頭に元気なキャラクターとして分類される大星淡さんですが、まだろくにセリフもない時代の二次創作ではどちらかというと大人しめで敬語を使っている時代もありました。すげえ、真反対じゃないか。

 もはや大星さんが頭打って記憶喪失になってまったく別の人格にならない限り、敬語キャラクターになることは望めないでしょう。

 仮にまだ敬語キャラクターになる可能性もあるとしたら、いま現在の無邪気な大星淡とどっちがいいですか?

 今回のアンケートはそれについて投票していただければと思います。


2.状況

【選択肢】
 「無邪気な大星淡」「敬語の大星淡」のどちらかを選択してください。

【その他】
①大星淡に関して

 そもそも性格が本編と明らかに違うパターンもありますが、、いくつかの設定はこの記事限定で都合よく変更されておりますので、予めご了承ください。

②刺されますか?
 刺されません。


3.無邪気あわあわの場合

2 貴方は大星淡の先輩であり、宮永照の友人でもあります。

 大星淡とは高校で初めて会いましたが、宮永照が見つけてきた逸材ということで優れた麻雀の実力を持っているであろうことは予想していました。大星淡の方も、貴方が宮永照の友人ということで期待していました。そして対局することになったものの、結果は貴方の負け。大星淡は半荘一回で貴方への興味を無くし、宮永照に遊んでくれるようお願いに行ってしまいました。

 彼女は貴方への興味を無くしたものの、宮永照には相変わらずなついています。が、宮永照は頻繁に貴方と親しげに話をしています。それを見て、貴方への興味が再燃――ではなく、貴方への嫉妬の想いが湧いて来ました。嫉妬する大星淡は、貴方の目には頬袋にエサを溜め込んだハムスターのように頬をふくらませているように見えました。実際そんな顔して宮永照の後ろに隠れて貴方を睨んでいたのですが。

 嫉妬心も手伝って貴方に生意気な態度を取る大星淡に「ぎゃふん!」と言わせたくて、貴方は一計を案じて大星淡を対局に誘いました。彼女は彼女で麻雀で貴方を叩きのめすつもりで最初から本気でかかってきました。……が、山を繋いで円形にする策の影響で、大星淡は本気を出せば出すほど上がれずヤキトリ状態に。口論でも貴方に負け、ついには山を崩してのほほんと観戦していた宮永照に泣きつきました。大星淡の頭を撫でて慰める宮永照の口が、声を発さず「やりすぎ」と言っているのが貴方にはわかりました。解せぬ。

 大星淡は自分が泣く姿を見られて以降、宮永照と絡むのより貴方に絡むことが多くなりました。といっても仲良くなったわけではなく、「物陰から急に出てきて脅かす」「後ろからこっそりお尻をつつきにくる」「貴方の食べるはずだったお菓子を自分が作ってきたものと入れ替える」などといったささやかなイタズラをしかけてくるぐらいでした。ただ、周りから見ると二人が仲良くなったと見られていたようです。

 その後もそんな関係が続いていましたが、インターハイの会場で対局後の大星淡が帰ってこないという出来事がありました。貴方は宮永照らと探していましたが、一番最初に物陰で三角座りして膝に顔を埋めている大星淡を見つけていました。どうも、インターハイで思った結果を残せず落ち込んでいるようです。

 そんな大星淡に貴方は軽口を言い、それに乗せられて突っかかってきた大星淡に「やっといつもの調子に戻った」と声をかけました。それを聞いた彼女は顔を真っ赤にして、貴方のスネに腰の入ったキックを見舞ってきました。痛い。ただ、ちょっとは元気になってくれました。

 九月になって行われた文化祭ではインターハイで出来なかった分活躍しようと、大星淡は部の出し物である喫茶店に力を入れていました。なぜかお客さんに出すはずの菓子類が行方不明になるというトラブルも発生したものの、貴方を使いっ走りにしつつ、協力しつつ、そういったトラブルも乗り切り、何とか文化祭を成功に導きました。

 後夜祭では珍しく貴方のことも労ってくれて、飲み物まで持ってきてくれるというほど気の利いた後輩っぷりを見せてくれました。飲み物の中にタバスコが入っていましたが。

 さすがに文化祭で張り切りすぎて、二人でぼんやりと後夜祭のキャンプファイヤーの火を眺めていました。ただ、夜になって少し冷え込んできた所為か、貴方の隣に座った彼女が小さくくしゃみをしました。それを見過ごしておけず、上着をかけてあげると、ちょっとだけビックリした顔をしたものの、直ぐにニコニコと笑って「先輩優しい。ありがと」「先輩のこと結構好きかも」なんて言って手に指を絡めてきました。

 後夜祭以降、大星淡との距離は縮まる一方でした。周囲が唖然とするほど大星淡が貴方にベッタリになったからです。先輩後輩、あるいは友人として仲良くなるのではなく、まるで恋人のような関係でした。というのも、彼女が毎日のようにラブコール&抱きついてくるようになったからです。解せぬ。

 


4.敬語あわあわの場合

1 貴方は大星淡の先輩であり、宮永照の友人でもあります。

 大星淡とは高校で初めて会いましたが、宮永照が見つけてきた逸材ということで優れた麻雀の実力を持っているであろうことは予想していました。大星淡の方も、貴方が宮永照の友人ということで期待していました。そして対局することになったものの、結果は貴方の負け。大星淡は半荘一回で貴方への興味を無くし、宮永照に対局を申し込みに行ってしまいました。

 彼女は貴方への興味を無くしたものの、宮永照には一目を置いています。が、宮永照は頻繁に貴方と親しげに話をしています。それを見て、貴方への興味が再燃――ではなく、何で自分より弱い人が宮永照と親しげにしているのか、と嫉妬に近い想いを抱きました。表面上は無表情に貴方を見ている大星淡ですが、心中は穏やかでは無かったようです。

 貴方への反抗心から大星淡は何度か対局を挑んできました。口ぶりは対局に誘っているだけでしたが、貴方を完膚なきまでに叩きのめそうとしていたようです。負け続きの貴方でしたが、山を繋いで円形にする策の影響で、大星淡は本気を出せば出すほど上がれずヤキトリ状態に。いままでに無い状況に陥り、焦る彼女はついに貴方に負けてしまいました。対局後に負けを認めれず、震えながら貴方に失礼な言動で話しかける大星淡は対局を見守っていた宮永照は「舐めてかかるからこうなる。誰が相手でもそんな姿勢で挑むな」と怒り、尊敬する相手に責められたことで大星淡は貴方の前で泣いてしまいましたが、宮永照は泣いて逃げるを良しとせず、今度は自分と貴方を同卓させて日が暮れるまで打ち続けました。怖い。

 大星淡は宮永照に怒られて以降、宮永照から距離を取るようになりました。宮永照は宮永照で「ついカッとなって言い過ぎちゃった」と他の部員では見えないところでオロオロしていました。そんな宮永照を放おっておけず、貴方は先輩という立場を最大限利用して、不承不承といった様子の大星淡を宮永照と何度も引き合わせ、仲直りさせました。大星淡としては宮永照にどんな顔をして会えば良いのかわからなかったので、渡りに船ではありましたが貴方が仲を取り持とうしてくれたことに戸惑いを感じます。

 二人が仲直りして以降、貴方と大星淡の関係も少しずつ変化していきます。以前は殆ど無視に近い態度で距離を取っていた大星淡が雑用をする貴方の手伝いを積極的にするようになったのです。理由を聞くと彼女は苦々しい顔で「借りを作りっぱなしは嫌なんです」と言い、何だかんだで良い子なんだな、と大星淡を褒めました。そう言われた大星淡は戸惑いつつ「な、なんですか、その上から目線……いいから部室戻りますよ!」と顔をそむけてそそくさと部室に逃げていきました。

 仲直りの借りを雑用の手伝いで返そうとしていた大星でしたが、休日に部活の練習に出てきた際にお昼のお弁当を持ってくるのを忘れてしまいました。悪いことは続き、サイフも忘れてしまったために何も買えず、意地っ張りな性格も手伝って誰かにお金を借りることもせず、午後の練習に何も食べずに挑もうとしました。が、それを見ていた貴方に無理やりコンビニに連れて行かれ、一緒にコンビニ飯と洒落こむことになりました。洒落込めてないし。

 後日、お金は無理やり握らせて返したものの、何とも煮え切らない想いを抱いていた大星淡は自分でお弁当を作ってきて貴方に押し付けてきます。洗われた弁当箱を返された際に、美味しかったと褒められ、何故かどぎまぎしつつ「私が作ったんだから当たり前じゃないですか!」とひったくるように弁当箱を受け取り、そのまま逃げてしまいました。

 借りを返すためか、もしくは貴方に特別な感情を抱いているのかがわからず、大星淡は迷います。迷った末に美味しかった、と褒めてくれたお弁当をもう一度作ることにしました。今度は前日から作ることを伝えず、サプライズで渡してやろう、先輩驚くかな、なんてことを考えながらお弁当を作っていました。

 そして昼休みとなり、そわそわしながら貴方の姿を探していた彼女は、宮永照が作ってきたらしきお弁当をつつきながら、談笑している貴方と宮永照の姿を見つけます。

 尊敬する先輩、気になる先輩の二人が仲良さそうにしている姿を見て、「そっか。そんな関係なんだ」とひとりごち、僅かに震える足を無視して動かし、自分の教室に帰っていきました。


 例えばこんな二種類の大星淡がいたら、どっちの方が好きですか?


5.結果

4

 やっぱり、こんにちあわあわがナンバーワン!


記事まとめ(アンケ系)